個人のプライベート空間は、広大な未知の領域だ。
田中監督は、三年もかけてそこへ分け入り、探検の記録を
この映画に結実させた。

すぐそばにあるのに見えなかった人々の生は、ドラマ以上にドラマティックで、物語のつくり手としてぼくは嫉妬を覚えた。

作家みなさん、さようならetc

久保寺

健彦    

ぼくは、団地ほど個性的な建築はない!
と思って写真を撮ってきたが、

この映画ではそこに住む人のユニークさに圧倒された。

ソメイヨシノはクローンだが、老木の枝振りはすべて異なり、

そして美しい。

大山

団地写真家

移ろい揺蕩う季節や時間、

太陽の光や月の影のなんと美しいことか。

皮肉ながらも高度成長期やバブル経済時では

気付もしなかった武蔵野の自然。

1本の桜はそこで営みをなす人々や自然を見ているのだ。

いままでも、これからもずっと。

田中監督はいまそこで共生する人々と自然を、

自然の摂理そのものを真摯に描いているだけなのだ。

ヴィヴィアン

佐藤

 

美術家/ドラァグクイーン

ドキュメンタリーとしては、まだ拙く粗い。
しかし対象を見つめ、捉えようとする
作り手としての眼差しは確かにある。
などと、ごたくを並べながらも、
私は、不覚にも感情移入し、
自身の老後について、深く考えてしまった。

中村

高寛   

映画監督(『ヨコハマメリー』etc

なぜこの地が終の住処なのか。
活き活きした日常の姿とは別に考えてもよい。
ある時代、ある政策が、人手を吸いこむ工業地帯、
都会生活の憧れ、地方の貧しさ、
それらと相まって、人のつながりさえ断ち、
若者の居場所を配置し直したということ。
その時代と政策の上に今をいきる僕らに、
それは無関係ではない。

慶應義塾大学教授 社会学者

 

岡原

正幸

 

老後ってドラマチックでもなく平凡で日常的で静かで、
だからこそ残酷だ。
そういう当たり前の事実を、リアルすぎる映像で
真正面から突きつけてくる映画です。

佐々木

俊尚

作家/ジャーナリスト

 

最初は胸が詰まりそうで最後まで観ていられるか不安もよぎったが、徐々に生活している高齢者の方々のたくましさ、明るさも描かれてきて、引き込まれていった。

男性と女性の老い生きへの考え方が違うのかなと感じられた。
団地内は自宅環境に恵まれているのが救いに思われた。

 

(75歳女性)

団地の老朽化と住民の高齢化、うちの団地も同じ問題を抱えとても興味深く観ました。

自分はもっと違う年の取り方をしたいと思いつつも映画の中に映された方々との共通点を自身に見つけ出されてきました。

目を背けたくなる現実ですが、もっと自分の身に寄せて考えたいです。

 

(66歳女性)

作為を感じさせることなくしっかり現実を切り取っている点敬服する。
成人式で上映するのもいいのではないか。

 

人間が生きることについて目を向けるきっかけになるのでは・・・

 

(80歳男性)

それぞれの過去を背負い自ら生きていかざるを得まい老人たちに共鳴した83歳の女性です。

克明に一人ひとりを追い丹念に撮影した静かな映画、心にしみました。

ある意味で今の日本を築いた老人たちの孤独な生活、若い人に観てほしいです。

 

(83歳女性)

アニメ、コスプレ等サブカルが多い現代、この様なDEEPなテーマを若い方が取り上げて

くださり、この先の日本も安心だなと思いました。

若い女性監督の一見なよなよした中に実は情熱がたぎっているのを見出しました。今後も

是非頑張ってください。

若い方に頂き、日本の将来を考えていただけたら嬉しいです。

家族みんなで観られたらいいなあと期待しております。

そして話し合うと良いと思います

 

(67歳男性)

高齢者の一人暮らしをしている私にとって身近に感じるテーマの映画で、日々思い浮かべ

ていることが重なり合いました。

ごみ屋敷の部屋に舞い上がるほこりが画面に向き合っている私たちの方まで飛んでくるよ

うな感覚になりました。

高齢社会の人、多くの方が観られたら心に響く作品だと思います。

 

(75歳女性)


日常の生活を見ているようです。
若者たちに見てほしいと思いました。
結末はみな同じだといい。

 

(63歳男性)

今後の将来の縮図を見ている感じがしました。つい身近にある問題ではないでしょうか。

もっと行政の方でも力入れて考えていかなければならない問題だと思います。

 

若い皆さんがどのように感じられるのか意見を聞きたいと思いました。

 

(65歳女性)